最近の風景より~四季おりおり

最近の風景~四季おりおり

雪像づくり

2月5日から4日間かけて、3年生は雪まつりの雪像を作成しました。

只見町では毎年この時期に「只見ふるさとの雪まつり」が開かれます。町内外問わずたくさんの人が来場するこのまつりは、今回で第51回を迎える歴史ある行事です。今年も2月9日(金)に前夜祭、10日(土)、11日(日)に本祭が開かれます。毎年、様々なイベントや出店で盛り上がる雪まつりですが、大雪像をはじめとした、たくさんの雪像も見どころの一つです。そのうちの一つに3年生が作成した雪像も展示されます。

自宅学習期間であるにも関わらず、多くの生徒が参加していました。

身長程ある雪の塊をスコップやクワなどで大まかな形に削っていきます。この段階ではどんな雪像ができあがるか見当もつきません。

横顔の形ができあがってきました。

溝を作っています。

器用に削って、どんどん完成に近づいていきました。削る係、削った雪を片付ける係、全体のバランスを見る係などに分かれスムーズに進んでいきます。3年間築き上げたチームワークが活きています。

 そして完成しました。今年の干支の龍ですね。立派な髭がきれいに伸びていて、今にも動き出しそうです。

側面に高校とクラス名を書いて完成です。頭の後ろには階段があり登れるようにもなっています。(竜頭蛇尾ならぬ竜頭段尾ですね。)実物の迫力は写真では伝わりません。ぜひ現地に行って見てほしいです。

雪像づくりを終えて、卒業式を残すのみになりました。自宅学習期間はしっかり次のステージに向けて準備をしてください。また体調を崩して卒業式に万全な状態で出られないということがないように、画竜点睛を欠くことがないように過ごしてほしいと思います。

 

 

「珍・客」現る!

本日の放課後、体育館と部室をつなぐ渡り廊下に「珍客」がお目見えしました。体長80cmほどの元気な「アオダイショウ」でした。ここしばらくは、只見町も熱帯雨林的な気候が続いており、爬虫類にはこうしたジメジメの気候がかえって心地いいようです。

見づらいですが、パイプに巻き付いているのがヘビです。野球部員や校長先生、事務の方と協力して、角に追い詰めます。(写真を撮っている余裕はありませんでした。)

(ヘビが苦手な方は申し訳ございません。できるだけ画像を小さくしました。)

そして、うまいことトングで捕まえることができました。(挟んでみると固めのグミみたいな感触です。)

その後できるだけ遠くに投げて、なんとか「珍客」とお別れすることができました。強く挟み込んでしまって、申し訳ないです。無事、住処に戻れることを祈ります。

今回の「珍客」突然の出現に驚きましたが、生徒が噛まれるといったトラブルがなく一安心です。本校が大自然に包まれた環境であることを実感する出会いとなりました。今度来校する際は、アポイントを取っていただくとありがたいです。

 

 

授業風景『調理実習~保育と家事の両立を目指して~』

7月7日(金)、今日の只見は真夏日。予報によると15時には34℃になる模様です。

そんな本日は、3年生の選択授業『子どもの発達と保育』にて調理実習を行いました。

当然ですが、いざ本番の保育では、家事・炊事も分担してこなしていかなければなりません。

そのためには腕を振るえる料理のレパートリーは持っていても困ることは絶対にありません。

そんなわけで、今回はザ・和風家庭料理、「なめこと豆腐の赤だし」、「鶏肉のなべ照り焼き」、そして「ごまあえ」の作り方を学習しました。

調理実習1

前回の授業では、昨年度以来使われていなかった調理室を大掃除。快適な環境で実習開始です。

まずは炊飯。白米か五穀米のどちらを炊くか、各班で選べるようにしておきました。

炊飯器のスイッチを入れたら、いよいよおかずの調理開始です。

賽の目に豆腐を切り、なめこを洗って、だし汁の中へ。八丁味噌を溶いて最後に三つ葉をいれてひと煮たち。

調理実習2

10倍の熱湯でほうれん草を色よくゆで、冷水で冷まし、水を絞って切り、ごま、砂糖、醬油で味付け。

調理実習3

鶏肉は皮にフォークなどで穴をあけ、にんにくとしょうがが効いたたれの中で約15分寝かしてフライパンへ。

調理実習3

ご飯が炊ける頃には、どの班も無事に和風献立の完成。

調理実習4

生徒は自分で作った料理の仕上がりを確かめながら、試食を楽しんでいました。

調理実習4

今日の体験を大人になっても覚えておいて、いつか親になった時にはぜひ活かしてほしいと思います。

保育実習~梅雨の晴れ間を~

 梅雨の候の6月9日(金)と16日(金)、本校では3年生の選択授業『子どもの発達と保育』の一環として、「保育実習」を実施いたしました。実施にあたっては、地元の只見保育所様にご協力をいただきました。只見保育所様、お忙しい中にもかかわらず本当にありがとうございました。

保育実習1

  両日ともに朝から雨が激しく降っていましたが、いざ本校を出発する頃には雨足も止み、一行は歩いて保育所へと到着。生徒たちは(ゆっくり・はっきりと)自己紹介をした後、それぞれが『さくら(5歳)』・『ひまわり・たんぽぽ(4~3歳)』・『つくし(2歳)』・『ふたば(1~0歳)』の4つのクラスに分かれ、これまでの2か月間の授業で学んだことを、実際の保育現場でより深めるべく、実習に臨みました。

保育実習2

 

 

「認知機能の発達は、情緒の発達、自己の発達などは人間関係なしには成り立たない。」

(教育図書『子どもの発達と保育』より)

 

 

 

 

保育実習3

 

 

 

応答的なかかわりとは、子どもの様子に常に気を配り、その微笑や泣き声、からだの動きといった子どもからの働きかけや、その場の状況から子どもの気持ちや意図を理解し、受け止め、必要な援助を状況に応じてすばやく行うことである。」

 

 

保育実習4

 

 

 

「子どもは、環境からの一方的な働きかけを受ける受動的な存在ではなく、子ども自身も積極的に環境とかかわり、働きかける能動的な存在である。」

 

 

 

 

 実際に子どもたちと直接かかわることで、教科書で読んだり、ワークシートにまとめたことを、身をもって理解することにつながった、大変貴重な機会となりました。

遅咲きの桜

5月4日(木)はみどりの日です。みどりの日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」とされていて、只見町にピッタリな祝日です。

只見高校の桜も、みどりの日の名前にふさわしく新緑で覆われ、初夏を感じます。と思ったら、校舎裏にまだ取り残された春がありました。

見づらいですが、5月4日満開です。

品種のせいか、日当たりが悪いせいか分かりませんが、2度お花見ができたのでラッキーでした。

校舎裏であるため目立たないですが、只見線の車窓から見ることができます。乗車する機会があればぜひ眺めてみてください。