学校長より

 

「小さな学校の大きな可能性」への挑戦

 このたびの人事異動により、安積黎明高等学校から校長として赴任いたしました伊藤勝宏と申します。どうかよろしくお願いいたします。

 さて本校は、会津西部の山間地にあり、地域の高校教育の推進と人材育成を目標に70年余の歴史を重ねてきました。この間、地域の皆様に支えられ、諸先輩方の努力により、幾多の輝かしい成果を残してきました。そしてこの春、10名の山村教育留学生を含む新入生27名を迎え、全校生97名で令和2年度がスタートしたところです。

 本校の教育活動を表わすスローガンに、「小さな学校の大きな可能性」への挑戦という言葉があります。教職員が生徒一人ひとりに向き合い、小さな学校だからこそできる学習の個別指導をはじめ、生徒と教職員が手を携えて活動する部活動や探究活動により、生徒の個性を伸長して希望する進路の実現へとつなげて参ります。

 また本校は、令和3年度よりコミュニティスクール(地域協働推進校)に指定され新たなスタートを切ることとなります。豊かな自然と文化に恵まれた地域の方々との協働をとおして、地域の課題解決や新たな可能性の創造に取り組んでいける人材育成に努めて参ります。

 現在は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対応のため、通常の教育活動が十分にできない状況にありますが、それでも生徒たちは、学校に通うことができる喜びに満ちて登校しています。「当たり前のことが当たり前にできることは幸せなことである。」ということに、この試練は気づかせてくれました。試練を乗り越えることは簡単にできることではありませんが、試練を乗り越えられたとき人は大きく成長します。この困難な状況に臆することなく、行うべきことは果敢に実践し、真摯に対応する。今後も、生徒と教職員が安全かつ安心して生活ができ、互いに成長できる只見高校を作って参ります。

 

 令和2年4月  福島県立只見高等学校長  伊藤 勝宏