学校長より

ごあいさつ 

令和5年4月

                  

 

            

               福島県立只見高等学校 校長 伊藤 靖隆

 昨年、令和4年度の人事異動により、安積高等学校より校長として赴任いたしました伊藤靖隆と申します。教諭時代に山岳部の顧問を長年務めており、本校着任に際しては、平成11年5月の高校総合体育大会登山県大会で浅草岳を訪れて以来、24年ぶりに只見の地を踏むことになり、大変感慨深いものがありました。

 

 只見町の四方には、この地の守護をつかさどるように聳え立つ只見4名山をはじめとする名峰と、それを源とする只見川の清冽な流れが変わらずにあり、心が躍る感覚がよみがえりました。それに加えて、本校は令和4年3月の春のセンバツ出場において温かいご支援を賜りましたように、地域の方々に支えられた魅力ある環境にあり、今後とも本校教育の充実発展とあわせて地域の振興を両輪で果たすべく学校経営・運営に邁進する所存ですので、よろしくお願いいたします。

 

 さて、校長として、機会のあるたびに生徒には「悲観的に準備し、本番では楽観的に勝負せよ」と話しております。日頃からあらゆる場合を想定し、逆境においても対応できるしなやかな心と力を身につけ、本番ではそうした糧を拠り所として最高のパフォーマンスを発揮してほしいと考えております。本校生には、そうした経験を通して未来を切り拓いていける人間力を培ってほしいと思っております。

 

 今年の5月8日以降には、新型コロナウイルス感染症は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律上の5類感染症へと移行となり、これまでの厳しい行動制限が緩和される方向であります。本校としましても、引き続き、感染防止対策をしっかり講じたうえで、可能な限りコロナ禍前の教育活動に戻り、生徒一人一人が人間力を磨き、逞しく成長できるよう、本校としての「学びの変革」を着実に推進してまいります。

 

 今後も只見町及び奥会津地域など地元地域の振興のために貢献できる教育活動と地域の未来を担う有為な人材(グローカル・リーダー)の育成にむけて、『コミュニティ・スクール』として最大限の教育が実践できるよう、学校経営ビジョンに即し、教職員一丸となって努めてまいります。

 

 関係各位におかれましては、本校の教育活動へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。