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もっと強く!(野球部)

 ほのかに空が白み始めたころ、只見町には球児たちの声と気持ちのいい打球音が響きます。
 只見高校野球部は、16日の放課後から18日まで合宿を行いました。只見町の球場と宿泊施設を利用し、ひたすら野球に打ち込む3日間です。
 17日は朝5時からの早朝バッティングで幕を開けました。山にはまだ濃い霧がかかる中、選手たちは目の覚めるような打球を次々と放っていきます。
 朝ご飯を食べ終え、英気を養った部員たちを待ち受けていたのは、毎年恒例の個人ノックです。合宿の中でも最も厳しいメニューを前に、不安と緊張が張り詰めます。しかしながら、いざ始まってみると、どの選手もへとへとになるまでボールに食らいつき、顔まで真っ黒にしながら全力で白球を追いかけていました。ノッカーもそれに応えようと気合いを入れ、周りで見守る選手・マネージャーたちは「ナイスガッツ!」「いい動き!」「鬼ノッカー!!」と、互いを鼓舞する声を掛け合っていました。
 夜は焼き肉で一日を締めくくり、最終日に備えます。次の記事へ続く!