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授業風景『調理実習~焦らず、じっくり~』

12月12日(月)、

雪の降り積もる只見の冬が刻一刻と迫る中、今日はとても穏やかな晴れ模様の一日でした。

本日は、只見高校の授業風景のうち、3年生の選択授業『フードデザイン』の模様をお伝えしたいと思います。

 

調理実習1

 

本日の『フードデザイン』の授業では、

通算5回目となる調理実習を行いました。

今回の献立は、何と『茶碗蒸し』

手近な食材で作れはするものの、

味付け、火加減ともに繊細さが求められる、

日本料理・オブ・ザ・日本料理の一品です。

 

 

鶏のささみ、しいたけ、かまぼこ、芝えびの下ごしらえをし、割りほぐした卵とだし汁を混ぜて卵液を作ります。

茶碗に下ごしらえした具、ぎんなんを入れ、卵液を注げば、あとは蒸すだけです。

調理実習2

蒸し器はないため、大鍋に逆さにした茶碗を入れ、その上に皿を載せた、『代用蒸し器』で料理します。

あとは85℃~90℃でじっくり蒸せばいいのですが、これが地味に忍耐力の見せどころ。

固まらないからといって焦って火を強めたりすると、「す」がたってしまい、

ふわふわした気泡の食感がする、茶碗蒸しとは似て非なる食べ物になってしまいます。

調理実習3

『焦らず、じっくり』

人生訓にも通じそうなこの言葉が、茶碗蒸し作る際の大事な心得なのです。