総合的な探究の時間

【活動報告】只見の自然 防災班

今年度立ち上がった「只見の自然 防災班」は、2011年の新潟・福島豪雨を語り継ぎながら、人々の被害を少なくするために自分たちに何ができるのか調査・検討しているグループです。

そしてこの度満を持して、GWおよび夏休みの調査を踏まえて8月30日(水)に本校1年生に向けた防災の授業を行いました。

授業の実施に際しては、本校の保健体育科の教員にご協力いただきました。

まずは、取材や資料読み取りを通して明らかにした、新潟・福島豪雨における只見町の被害状況の伝達です。

発災当時わずか3歳だった1年生たちは、防災班の説明を聞きながら豪雨災害に対する思いや考えをまとめていきます。

経験者として当時復旧作業に携わった方の談話を紹介し、防災班の授業は自分たちの実体験へと移ります。

詳細かつ真に迫った内容に、1年生はじっと耳を傾けてくれました。

その後、改めて豪雨災害に対する思いや考えをまとめたところ、1年生からは「身近に感じることができた」「予想以上に多くの人に被害が及んでいた」「今から防災対策が必要だと思った」等の意見が出されました。

また、授業終わりの場面では、「災害があったというだけでもショックなのに、避難所生活が3か月にも及んでいたことに衝撃を受けました。」「あの時は大人に言われるがまま動いていたけど、高校生になった今は自分から動けるようになりたいです。」等の感想も発表されました。

防災班の語り部活動は充分に目的を達成したと言えるでしょう!

秋のイベントとして、次はぜひ町の人たちに語り伝えてほしいです。期待しています!